入学案内 助産師の仕事

助産師の仕事とは？

助産師の仕事と言うと、「出産に立ち会い、赤ちゃんを取り上げること」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。助産師は自らの判断でお産の介助をします。それは責任も重く、やりがいのあることですが、それだけではありません。

家族が赤ちゃんを迎えて幸せな生活を送ることを目指して、母の産む力・赤ちゃんの生まれる力を引き出すのが助産師の役割です。
また、思春期や産前教育を通じて〝親になること〟〝妊娠・出産すること〟の知識の普及や、家族計画の指導を行うことも含まれます。
さらには、女性の生涯における性と生殖にかかわる健康相談や教育活動を通して家族や地域社会に貢献することを目指しています。

助産師は、病院、診療所、助産所、市町村保健センター、教育機関をはじめ様々な場所で助産ケアを提供しています。

助産師に求められるもの

皆さんが、お産をするとき、重大な意思決定を迫られたとき、予期せぬ悲しい体験をしたとき、どんな人にそばにいて欲しいですか？
私たち教員は、こんな卒業生を助産師として送り出したいと考えています。

・愛情をもち、対象に真摯に向き合うことができる。
・専門職としての自覚とプライドをもち、学び続ける。
・変化に対し、柔軟に対応できる。

そして、対象に愛情をもって接するためには、自分が健康で満たされた状態でいることも大切だと思っています。