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先輩からのメッセージ

当校を卒業され、現在、亀田総合病院に勤務されている先輩方に、「後輩達に向けてのメッセージ」というテーマで座談会にご参加いただきました。
在校生はもちろん、これから看護の道に進もうと考えられている方にも、大変参考になる内容かと思います。

国家試験へ向けての勉強法

司会 まず、看護学生として一番の関心事の国家試験について、お聞きしたいのですが、試験を乗り切るにはどうされましたか?
長岡 「周りの人の勉強ペースとかが気になると思いますが、自分のペースで、勉強の仕方や、進め方とかやる前に決めて、それを貫きとうせば乗り切れると思います。」
高橋 「僕は、結構友達と遊ぶの好きだったので、遊びは遊びで楽しんで、勉強は勉強で学校での時間をフルに使ってやって、家に帰ったら何もやらないで羽を伸ばしていました。でも、そうやってけじめをつけるのって大事だと思うんですよ。その方が、集中できるし、ストレス発散にもなるのでうまく乗り切れると思います。」

先輩方の看護観

司会 学生時代、実習などを通してどんな看護観を持ちましたか?
和田 「私は学生の時に身内を亡くしたり、実習で術後の患者さまを受け持った時に、その人も心不全や肺水腫を起こしてしまって結局亡くなられたという経験をして、死に対しての看護をよく考えるようになりましたね。
死に逝く時は、人は誰でも一人になる、誰かが一緒に死んでくれるわけじゃなく、最後は1人で逝くんだと思いました。ただ、1人で死を迎えるよりも、やはり誰かがそばで手を握りながら寄り添うことも必要だと思うし、それってすごく大事なことなんだと実習の経験から学びました。」
高橋 「僕の場合、実習の中で1番大切だと思ったのはコミュニケーションでした。清拭するに しても、どの援助を行うにしても、その患者さまとの関係がうまくできないと何もできないし、悩みがあった時にも話をしてもらえないですしね。実習や先生の講義を通しても、患者さまとのコミュニケーションが一番大切だと思いました。」
川又 「学生時代は、どんな看護師になりたいとかどんな看護観を持っていたかはほとんど漠然としていましたね。でも実習に出て、1クール終わるごとにどんな看護師になりたいか深まっていきました。
実習中って、記録が大変だからなかなか気づけなかったんですが、全てのクールを終えて改めて考えた時に、私は“人の言葉や表情を大切にした看護師になりたい”と思いました。」
司会 その看護観は臨床にでた今も変わってないんですか?
川又 「そうですね、臨床を何年も経験して、今やっと患者さまの言葉をただ大切にするだけじゃなくて、そこから何が問題になるか、その間題に対して、どうやって言葉をかけたらよいのかを考えることが大切なんだと思います。
患者さまの話しを聞くことだけなら、家族にもできることであって、看護師は家族の役割プラスアルファ、で1つ何か付け加えてあげなきゃいけないんだと変化しました。」
司会 患者さまとの信頼関係はどうしたら築けると思いますか?
和田 「自分の経験から言えば、自分を信頼してもらうには、自分も相手のことを信頼しなくてはいけないし、相手のことをよく知ることから始めないといけないと思いますね。
患者さまの、欲求を自分達はどこまで満たしているのだろか常に振り返ってみながら接していくことも大事ですね。
あとは、相手の欲求をどのように察知するかでそれをどのように叶えていくか、そこに信頼関係を築けるんじゃないかと思います。」

後輩達へのメッセージ

司会 臨床指導者の立場から学生を見ているわけですが、伝えたいことはありませんか?
川又 「私達、臨床の場で勤めていると、患者さまから“看護師さん”としか呼ばれなくなって、たまに名前で呼んでくれる患者さまはいらっしゃるんですけど、それを考えると学生はすごいと思うんですよ。
きちんと患者さまから名前で呼ばれて、何々をしてください』と言われているのは、学生は自分のこと(患者さまのこと)を毎日毎日みてくれているからこそで、患者さまとの信頼関係を築けるかなと思います。」
司会 これから、どのような看護師が必要とされると思いますか?
高橋 「そうですね。笑顔で患者さまと接することができる看護師が必要だと思うんですよ。明るいムードメーカーみたいな存在もそうだし、人のことを思いやることのできる人材が欲しいですね。」
長岡 「やっぱり優しい看護師ですね。でも、もちろん優しいだけじゃなくて、注意しなければいけないことは注意することができて、その場の状況をきちんと判断できる、判断力に優れた看護師が必要ですね。」
和田 「仕事を何のためにやっているのだろう。と常に自分で問いかけながらやってもらいたいですね。ただ言われたことをやったり、流されてというのではなくて、自分がやっている仕事には、看護師としての考え方やいろんな人生観や仕事に対する考え方があると思うので、そういう気持ちを持った看護師になって欲しいし、そういう人材が必要となってくると思います。」
司会 学生に向けてのメッセージをお願いします。
高橋 「最後まで諦めないで、遊ぶ時は遊んで、勉強する時はがっちりやるようにメリハリをつける!あとは、自分の将来の看護師像をしっかりもってやっていけば絶対いい看護師になれると思うので、頑張って下さい!」
長岡 「きっと、今辛いことは、後で自分にとってプラスになると思うので、自分が出来ないからといってそこで諦めるんじゃなくて、辛いのはみんな一緒だから、そこで絶対耐えて頑張っていって下さい。」
川又 「実習とか勉強でもそうだと思うんですけど、泣きたい時は泣いちゃっていいと思うんですよ。ただ、泣いた後は必ず何か答えを導きだしていかないと自分自身成長していかないと思うので、必ず誰かしらの言葉を借りてでもかまわないから答えを出して欲しいですね。
あと、最後に一言いうのであれば“ナースってすごくいい仕事だな”って思う場面がたくさんあるんで、それを必ず看護師になって実感して欲しいなって思います。」
和田 「私は仲間を大事にして欲しいなって思いますね。私が辛かった時、同期の仲間がいた事が心強くて、それで救われたっていう経験をたくさんしてきたので、学生のみんなにも仲間を大切にしてほしいって思います。」

座談会に参加いただいた先輩方

和田 直子 看護師

感染管理室
勤務年数 8年
第1看護学科
第14期卒業生

川又 美枝 看護師

B棟4階(一般外科)
勤務年数 7年
第1看護学科
第16期卒業生

高橋 昭一 看護師

救命救急センター
勤続年数 5年
第1看護学科
第17期卒業生

長岡 晃 看護師

B棟3階(小児科)
勤務年数1年
第2看護学科
第9期卒業生

先輩達にお話を伺って

私達は、今、実習や国試勉強。試験や課題など目の前のことで、精一杯な毎日を過ごしています。将来の自分の姿がみえなくなりそうになる中で、先輩達のお話を伺って、先輩も数多くの壁を乗り越えて患者さまとの信頼関係を築いて来たことがわかりました。私達も今の過程を乗り越えてこそ、未来の自分の姿があるのだと感じました。

出席していただいた先輩の皆さん、後輩への貴重なお話をありがとうございました。

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