入学案内 社会人から看護師を目指す

社会人になってから、看護学校に入学し看護師になるというキャリアは珍しいことではありません。
小さい頃の夢だった、育児が一段落した、安定した収入を求めて、などなど看護学校に通うことを決心した理由は様々。一大決心をして看護の道を目指し、明確な目的をもって入学する方が多いので、最後までしっかりと頑張る方が多いのではないでしょうか。

社会人から看護師になる方法

社会人として働いている人が看護師を目指すにあたって「年齢制限ってあるの?」と気になる方は多いと思います。看護師資格の取得には年齢制限はありません。指定の教育課程を修了すれば、国家試験を受験することができます。

では資格を取るためにどうしたらいいのでしょうか?
受験資格を得るためには指定の教育課程をクリアしなければなりません。人の命を扱う責任ある仕事です。きちんと学び、知識と技術を修得することが必須です。そのため、「看護専門学校」「看護短期大学」(3年制)、「看護大学」(4年制)に進学し、卒業する必要があります。
学校に入るための受験勉強もしなくてはいけないのか・・・と考えてしまいますよね。現役生と張り合うのは大変なことです。受験を乗り切るためにも事前にそれぞれの学校の試験科目等を調べてみることも大切です。ちなみに本校では社会人入試制度を設けています。一般選考もありますが、社会人の推薦枠を利用しない手はありません。(詳細は学生募集要項を!)

不安の壁は越えられる

いざ、看護師になろうと決心しても不安はつきものですよね。例えば、「年齢」「学力」「費用」「就職」など様々なことが気になると思います。しかし実際に入学してみたら不安の壁って案外低いかもしれません。皆さんの不安を少しでも軽減できるよう本校の様子をお話します。

「年齢」について

先にも述べましたが、看護師になるために年齢制限はありません。本校では約2割の方が社会人経験者です。年齢も20代~40代、卒業時に50歳を超えていた方もいらっしゃいます。もちろん皆さん、看護師として現在活躍しています。
確かに年齢差があると、「うまくやっていけるかな?」「浮いてしまわないかな?」と不安になる方もいるかもしれません。しかし毎日一緒に授業を受け、グループで課題をこなすことも多いため、自然と結束力も強くなります。学生同士に年齢のこだわりは無いようで、同じ目標に向かってみんなで助け合っている印象です。
ただし、コミュニケーションは上から目線ではなく、同じ目線、同じ立ち位置を意識することが大事かもしれません。

「学力」は?

勉強から久しく離れている方も多いと思います。勉強の習慣がつくかな、授業についてくことができるかなと悩んでしまうこともあるかもしれないですね。
看護師の勉強を始める上でスタートラインは皆一緒だと考えてよいと思います。もちろん、基礎学力は必要ではありますが、新しく学ぶことだらけです。大変な反面、看護師になるための専門的な知識を学ぶわけですから、楽しさも感じられるのではないでしょうか。反復学習で地道に知識を増やしていきましょう。
また社会人から看護師を目指す方は目標が明確なので、勉強にも身が入ること間違いなしです。

「費用」について

看護学校に通うとなると、それなりの費用が掛かってきます。自身の貯金を崩して学費を捻出する方もいらっしゃると思います。もちろん大学4年間よりも専門学校3年間の方が費用は抑えられます。少しでも負担を軽減したい方のために、本校で利用できる奨学金、給付金の制度についてご紹介いたします。

利用できる奨学金制度は大きく3つ

①日本学生支援機構

貸与奨学金で一種(無利子)・二種(有利子)があり、世帯収入や学力等による審査があります。借りる金額は自身で選択でき、月2万円~12万円まで貸与可能です。入学後に学校を通して申し込みの手続きができます。 独立行政法人日本学生支援機構 - JASSO

②都道府県や市町村による奨学金・修学資金

多くは卒業後に指定された地区・病院等で一定期間働くことで返済が免除されるものになります。
本校では千葉県の保健師等修学資金(月額18,000円)の利用が可能で、入学後に学校を通して申し込み手続きを行います。ただし、入試成績等の審査があります。

③各病院による奨学金

本校では実習施設でもある医療法人鉄蕉会の奨学金・修学資金をご案内(合格時)しています。
 (他病院の奨学金を借りることも可能ですが、その際はご自身でお探しください)
各制度によって貸与額や利子、返還免除条件などが異なりますので、色々と比較したうえでご自身に合った奨学金を選ぶことが大切です。

社会人経験者向けの教育訓練給付金制度

本校では専門実践教育訓練給付金が受けられます。ハローワークが窓口となって、キャリアアップを国が支援してくれる制度です。
社会人として会社に勤めていた際に雇用保険への加入期間が2年以上(2回目利用の場合は3年以上)の方が対象となります。教育訓練経費の50%、資格を取得して就職した場合、さらに教育訓練経費の20%が給付されます。
詳細については厚生労働省やハローワークのHPをご確認ください。

教育訓練給付制度 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
ハローワークインターネットサービス - 教育訓練給付制度 (mhlw.go.jp)

高等職業訓練促進給付金

この給付金は母子家庭・父子家庭の親が看護師や介護福祉士など国家資格を取るために養成機関に通う場合に受けられる給付金で、在学中の負担を軽減する制度です。窓口となるのは在住の市町村です。支給の対象条件になど詳しい内容についてはお住いの市町村にお尋ねください。

就職

看護師は求人率の高い仕事です。本校の就職希望者は全員就職しています。看護師として働くことができる環境はたくさんあります。病院やクリニックが代表的ですが、それ以外にも介護施設や企業などでも働く人もいます。正規職員はもちろんですが、パートやアルバイトなど様々な雇用形態で働けるのも魅力です。

看護師の魅力・メリットは

安定した収入

看護師は国家資格です。求人の募集も多く、安定した収入が得られます。また一般職種よりも高収入です。

ライフスタイルに合わせて働ける

女性ならば結婚や出産を機に、いったん仕事から離れ、一段落したら社会復帰を考えている人もいるでしょう。その時に再就職がしやすいこともあります。
また全国各地で求人が多い職種と言えます。病院だけでなく、福祉、保健の場での需要もあります。場所を選ばず、自分に合ったスタイルで働くことができるのも魅力です。

やりがい

様々な人と接し、命に関わることもある責任の重い仕事です。その分、やりがいも多くあることでしょう。「ありがとう」の感謝の言葉をもらい、人のためになっていると実感が得られます。また楽しさを見出せば毎日の業務を活き活きと行えると思います。

社会人経験を活かして

社会人経験、子育て経験のある方ならば、新卒の方より患者さまとのコミュニケーションをうまく取れる可能性があります。日々の業務に追われがちですが、患者さまのお話に耳を傾けることは大切な仕事です。経験を生かし、様々な場面でコミュニケーションをとっていきましょう。
またちょっとやそっとじゃへこたれない精神力、忍耐強さを持っているんじゃないでしょうか。社会を経験して、夢見るだけじゃないことを知っていると思うので、挫折しそうなことがあっても乗り越えていけると思います。

結論は…

看護師として働ける場所、看護師になるために学ぶ場所はたくさんあります。本人のやる気と努力次第で充実した日々が待っているということです。
新しい世界に向かって1歩を踏み出してみませんか。

亀田医療技術専門学校

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